群馬県前橋市から中津市に全面移転するダイハツ工業(本社、大阪府池田市)の生産子会社、ダイハツ車体の新工場起工式が17日にあった。式典ではダイハツ工業の山田隆哉社長が「ダイハツグループの将来の夢を託す工場」とあいさつ。来賓の平松大分県知事が祝辞を述べた。自動車産業は裾野が広く、地域経済の起爆剤としての期待は大きい。
ダイハツ工業が中津市の埋立地に確保した敷地は134ヘクタールある。今回は一期工事分で、約80ヘクタールにダイハツ車体の新工場を建設する。新工場の延床面積は約8万平米。投資額は約400億円。2004年末から軽乗用車を月に1万台生産する見通し。
前橋本社工場の閉鎖は老朽化のせいもあるが、内陸部にあるため、生産効率の向上や輸送経費の削減に限度があったからだという。同社は本社工場の従業員約1100名全員に中津への異動を求めている。しかし現在までに承諾したのは6割強に留まり、前橋市や群馬県はもちろん、同社従業員にもわだかまりが残る。
二期工事分は老朽化が進むダイハツ工業本体の池田工場と京都工場の移転によるものとみられるが、計画はいまだ具体化していない。中津市の工場は最終的に従業員2500名体制になるという。