井筒屋(本店、北九州市)は25日、セントシティ北九州に入居する「コレット井筒屋」の新装計画の一部を明らかにした。6階に雑貨専門店の「ロフト」と「無印良品」を導入する。全館の構成は内容の決定しだい発表する。新装開店は2009年3月中旬の予定。
ロフトは2008年3月に北九州商工会議所が実施した小倉都心地区来街者アンケート調査で、来街者が一番欲しいと答えた店だ。中四国九州では9店舗目。店舗面積約1400平米で、6階の半分を占める。同社が取り扱う文具、バラエティ、健康雑貨、家庭用品、インテリアの五つの領域の約30万商品から、一部商品を厳選する。
無印良品は北九州地区で4店舗目。店舗面積約1123平米で、6階の残り半分を占める。北九州地区では最大規模の店になる。4店舗目というからには、小文字通りのクエスト第2ビルにある店舗の移転ではなさそうだ。
セントシティ北九州は地下1階~地上6階の売場面積約3万平米にコレット井筒屋が入り、地上7階~14階と地下1階の一部の売場面積約1万6000平米に専門店街アイム(I'm)が入る。コレット井筒屋は、伊勢丹と井筒屋の合弁会社だった小倉伊勢丹の全株を井筒屋が取得して、2008年4月に店名を変更しただけの店だ。
セントシティはアスクプランニングセンターが手がけたアイムの計画性のない店舗導入により百貨店と100円ショップが同居する訳の分からない状態に陥り、商業施設としての魅力が低下している。市民は小倉伊勢丹を継承して商圏独占を果たした井筒屋に対しても拒絶反応が強く、コレット井筒屋の売り上げは伸びていない。
井筒屋はこれらを踏まえ、コレット井筒屋に市民が望む有力店を導入して、井筒屋色を薄める戦略を取るようだ。ただ、ロフトは大分と同じ「コンパクトロフト」と呼ばれる小型店舗で、物足りない客を福岡の大型店へ流すきっかけをつくるだけかもしれない。専門店を導入する場合は、目新しさと思い切りの二つが必要だ。