中国南方航空は26日、北九州―上海―広州線の運休期間を2008年5月8日~10月23日の約6ヶ月間に改めた。同社は5月に機材繰りがつかないとの理由で1ヶ月の運休を発表し、以降1ヶ月ごとに運休を更新してきたが、今回は2か月運休を延長するとともに、北九州支店を閉鎖して最寄の福岡支店に統合した。
原油高の直撃を受けて新北九州空港の旗色がよくない。中国南方航空は支店閉鎖により再開の望みがほぼ潰えた。季節便を運航するウラジオストク航空は今年度の運航短縮を決めている。貨物専業として華華しく就航したギャラクシーエアラインズはわずか2年で行き詰まり、会社自体を清算する方向だ。
新北九州空港は地元スターフライヤーが呼び水となり、韓国の済州航空、マカオ・アジア・エクスプレス(濠亜航空)、マレーシアのエア・アジアXなどの海外の新規航空会社が就航に興味を示していた。しかし東アジアの新規航空会社が集まるハブ空港の夢も、燃料費高騰を前に急速に色あせている。
実際に就航に漕ぎ着けたのは済州航空の仁川チャーター便だけだ。同社は燃料費高騰をビジネスチャンスと捉えているが、他の新興企業は新北開港時との比較で2倍になった燃料費に対応できていない。スターフライヤーも黒字化の切り札だった羽田―関空線で損失を積み増し、厳しい状況に追い込まれている。
