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大阪精工、響灘に自動車関連部品の新工場

伸線業の大阪精工(本社、大阪府東大阪市)が北九州市若松区の響灘臨海工業団地に新工場の立地を決めた。

大阪精工は1960年の創業。冷間圧造(材料を熱さず、冷めたまま金型へ入れ、圧縮して形状を作り上げる加工法)用の銅線や冷間鍛造の部品を製造する。現在は製品の70%が自動車産業向け。2002年に米国工場を建設したが、日本の自動車産業は一時的な調整局面があっても国際競争力を保つと判断して、国内でも新工場の建設に踏み切る。

同社は響灘臨海工業団地内の敷地約2万7000平米に冷間圧造用銅線の製造工場を建設する。土地の購入価格は5億9700万円。投資額は約30億円。2009年3月に着工し、2010年3月頃の操業開始を目指す。自動酸洗設備1基、STC炉3基、伸線機3基を設置し、月産2500トンを生産する。新規雇用は約20人。

新工場の立地を北九州に選定した理由は、「西瀬戸(広島~北九州~大分)の既存顧客の需要で、一つの工場単位として成立可能な生産規模を確保できる」「北九州周辺で自動車産業の集積が進み、日本における生産・開発拠点としての重要度が増している」「自然災害に対するリスク分散が図れる」。

大阪精工の新工場建設地 ※北九州市の報道資料より引用

響灘臨海工業団地は近年、自動車関連企業の進出がさかんになってきた。人気の周防灘沿岸の産業団地が売り切れて、まとまった空き地が響灘にしかないという事情がある。北九州市は北九州(曽根)空港移転跡地で産業団地の造成を進めているが、完工は2011年度の予定で、まだ間がある。

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