下関最大の郊外ショッピングセンター「ゆめタウン新下関」の概要が明らかになった。建物は泉開発(本社、広島市)が新下関西土地区画整理事業の造成地に確保した敷地面積5万7279平米に建設する。2008年11月頃に着工し、2009年秋の開業を目指す。
施設は本棟と別棟の2棟からなる。本棟は地上5階建てで、1~3階が店舗、4~5階と屋上が駐車場。総合スーパーのイズミと3層吹き抜けモールで構成する1核1モール式の共同店舗になる。ゆめタウンで商業床を3層設けるのはめずらしい。
駐車場・専門店棟は3層4段式の自走式駐車場で、2階の半分、約3300平米に家電量販店と目される店舗を組み込む。店舗面積は合計で3万2010平米(非物販店舗を除く)。駐車場は組み込み・平置きの合計で2381台。
ゆめタウン新下関の規模は、増床後のおのだサンパークとほぼ同じで、ゆめタウン長府の約2倍、イオンモール直方の約半分。出店者は130前後とみられる。商圏人口は40万人。施設構成が変則的なのは、敷地形状の制約による。
イズミは2007年に「あるかぽーと」地区への進出を表明したが、地元商業者の反対を受けて市議会が市有地の売却議案を否決した。開発主体の下関みなとまち開発は7年間にわたる商業開発の模索を諦め、一方のイズミは都心立地のゆめタウンを諦めて新下関進出を決めた。
下関市は先の国勢調査で人口減に加えて世帯数も減少に転じた。拡大志向の郊外開発は早急に見直す必要があるが、郊外の田園地帯を近隣商業地域へ変更し、旧市内へ進出予定だった商業施設を郊外へ転出させる錯乱ぶりで、まちづくりが破たんしている。