任期満了に伴う山口県知事選が3日に投開票され、現職の二井関成氏(無所属)が、元県労連議長の福江俊喜氏(無所属、共産推薦)を破り、四選を果たした。当日有権者概数は122万3258人。得票は二井氏が31万7449票、福江氏が12万3950票の計44万1399票で、投票率は38.22%と低調だった。
二井氏は1966年に旧自治省に入省し、1984年に山口県企画部長に転身、1996年に知事選に出馬して初当選を果たした。今回の選挙では多選制限のため各党が推薦を見送ったが、自民党と公明党の県組織が推薦、民主党は対抗馬の擁立を見送り、県組織が支援にまわって、事実上の与野党相乗りだった。
福江氏は1989年から山口県高等学校教員組合執行委員長、1994年から山口県労働組合総連合議長を務め、前回2004年の県知事選で共産党の推薦を受けて二井氏と一騎打ちした。今回も共産党の推薦を受けて、「平和が一番、福祉が一番、教育も一番の県政を目指す」と訴えたが、圧倒的な集票力を持つ二井氏に対しては無力だった。
下関市での得票は二井氏が5万2241票、福江氏が2万3205票で、二井氏はやや苦戦した。二井氏は「県勢を牽引する30万中核都市の実現(山口市のこと)」の推進者であり、下関市での人気はいまひとつだ。