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新北の上海便が一時運休 優先順位で負ける

中国南方航空北九州支店は14日、新北九州空港唯一の定期国際便、北九州―上海―広州線(以下、上海線)を2008年5月8日~29日のあいだ全面運休すると発表した。機材繰りがつかないとの理由だが、同社は昨年3月に上海線の増便をドタキャンした経緯があり、額面どおりには受け取れない。

中国南方航空は新北九州空港が開港した2006年3月に週3往復で就航した。初年度は利用者数が堅調に推移し、2年目は毎日運航へ増便する計画だったが、増便前日に「上海浦東空港の航空管制当局より増便が不可能との通達を受けた」と計画を白紙撤回し、週3往復の運航を続けていた。勢いを殺がれた2年目の利用者数は1万4927人で、前年比32.6%減。

中国ビジネスは許認可当局とのコネがものを言う。昨年のドタキャンで割り込みがあれば新北九州空港が煽りを食うと判明していたが、今回、他の空港発着便を減便する処置を取らず、新北九州空港発着便を全面運休することで、同社の日中路線のうち新北九州空港の優先順位が「もっとも低い」ことが明らかになった。撤退の布石とも受け取れる。

新北九州空港の国際便はこの上海線ほか、夏季運航のウラジオストク線があるが、こちらも2年目は不振だった。2008年はスターフライヤーと済州航空がチャーターで北九州―仁川線を試みる。マカオ・アジア・エクスプレスは将来の定期便化を目指し、2008年4月からチャーターで北九州―マカオ線を就航させると発表したが、現時点では実現していない。

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