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クロスエフエム破たん、投資会社が事業を継承

投資会社ネクスト・キャピタル・パートナーズ(本社、東京都)が設立する受け皿会社がクロスエフエムを継承することになった。放送事業は中断なく継続され、設備や従業員も受け皿会社が継承する。現在クロスエフエムを運営するエフエム九州(本社、北九州市)は債務超過を理由に特別清算(倒産)に持ち込むつもりだが、一部株主が抵抗しているという。

受け皿会社は「クロスエフエム」。本社はエフエム九州の本社に置く。資本金は9300万円。総務省が放送免許の承継をつつがなく認めれば、6月末を目処に増資して資本金の額を1億5000万円とする。増資引受人は、リサ・パートナーズ(本社、東京都)、エム・アイ・コンサルティンググループ(本社、東京都)、スタジオグラフィコ(本社、東京都)ほか数社。金額が小さいためか、代表者・役員が関門(北九州・下関)出身者の企業に頼った。

エフエム九州は1993年に開局し、1990年代は若年層のあいだで絶大な人気を誇った。しかし採算度外視の番組作りで収益性が悪く、今世紀に入ってからは福岡市の演奏所に放送拠点を移すなどの重複投資に打って出て、財務体質をますます悪化させた。福岡圏域で受け入れられたいがために、北九州に本局があることを隠蔽する営業戦略を取ったが、福岡圏域では受け入れられず、北九州圏域での支持を失い自滅した。

第15期(2007年3月期)決算によれば、営業収益は6億4887万円で、最盛期の半分。経常利益は3118万円。資本金は1億円。純負債額5億6718万円に対して、総資産額が3億6100万円と債務超過の状態。営業活動によるキャッシュフロー3268万円に対して、財務活動によるキャッシュフローがマイナス3235万円と、稼ぎの全部が借金の返済で消える体質だ。筆頭株主は西日本新聞社(8.7%)で、株主企業は北九州よりも福岡に多い。

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