下関市の火の山ロープウェイが31日午後5時をもって45年の歴史の幕を閉じた。同ロープウェイは1958年に壇の浦と火の山山頂付近を結んで開業。当初は関門海峡の雄大な景観を売りに盛況を誇ったが、その後の自動車社会の進展とともに客足が山頂行きの有料観光道路に流れ、劣勢を挽回できなかった。
一方、関門海峡間では関門開発(本社、北九州市)が和布刈と火の山を結ぶ「関門海峡ロープウェイ」を構想し、1996年に環境調査を実施、1999年に環境庁の開発許可を得た。しかし火の山と壇の浦を結ぶルートが休止されたことで、こちらの実現性も低くなった。