ブリヂストン(本社、東京都)は22日、大型建設車両用のラジアルタイヤの世界的な需要増に対応するため、2009年下期から操業を開始する北九州新工場に追加投資する計画を発表した。これに伴い、佐賀工場で生産する建設車両タイヤ用スチールコードの生産能力も併せて引き上げる。総投資額は約320億円。
同社は現在、下関工場で超大型・大型建設車両用ラジアルタイヤを生産しているが、昨今の世界的な鉱山資源の生産増加に伴い、鉱山や採石場で活動する大型建設車両用のラジアルタイヤの需要が伸長して、供給が需要に追いつかなくなっている。同製品を生産できるのは世界で数社しかない。
下関工場の生産能力は月産約5600トン(新ゴム量)。2005年より117億円を投じて生産強化を進め、2008年までに生産能力を20%増強する。北九州新工場は下関工場の子工場という位置づけで、響灘臨海工業団地の約20万平米に建設中だ。生産能力は2010年下期に日産約30トン。投資額は285億円。
今回の追加投資では、2008年下期より新建屋の増築に入り、2010年下期から生産を開始する。これにより北九州新工場の生産能力は2012年末までに日産約50トン増えて、当初比2.7倍の約80トンになる見込みだ。なお、製品はひびきコンテナターミナルから北米や南米などへ輸出する。