京築地域の水源となる油木ダムが干上がりつつある。梅雨時にもかかわらず貯水率は6月11日に21.5%、16日に18.5%、21日に15.3%と下がり続け、26日9時現在は13.3%。前年の1/6の水準という。このままなら来月には10%を割り込み、今世紀でもっとも厳しい状況に陥りそうだ。
油木ダムは今川水系今川の多目的ダム。小さなダムではないが、広範囲に利用されるため干上がりやすい。今川は水源が瀬戸内海気候区に区分される英彦山の東側にあり、雨雲は英彦山が堰き止めて降水量が少ないという事情がある。
油木ダムの水資源は北九州市が水道用水として1日8万2000立米、行橋市と苅田町が水道用水としてそれぞれ1日1万立米、京都地区工業地域が工業用水として1日2万5000立米を確保する。
北九州市や苅田町は他にも水源があるが、行橋市は油木ダムが頼りだ。行橋市の渇水対策の協力要請を受けて、北九州市は油木ダムからの導水を抑制している。
油木ダムの状況は深刻だが、北九州市や筑豊地域の水源は現時点で特に問題となっていない。下関市では旧豊浦町の水源となる川棚川の水量が低下し、渇水対策本部が設置されている。