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スターフライヤーの営業初年度、最終黒字ならず

スターフライヤー(本社、北九州市)は14日、2007年3月期の決算を公表した。当期は新北九州空港が開港して、通期を通して営業運航を行った最初の年度になる。営業収入が120億8100万円で、経常損失が21億6100万円、当期純損失が14億1900万円。初年度からの黒字見通しは実現できなかった。

2006年度の利用実績(速報値)によれば、提供座席数119万2896席に対して総旅客数は69万8252席。利用率は58.5%。日中帯利用率は63.3%。早朝深夜利用率は42.3%。運航実績(速報値)は、計画運航便数8354便に対して実績運航便数が8284便。就航率99.2%。定時出発率は93.7%。

初年度の目標未達をスターフライヤーの責任に帰すのは酷だろう。初年度の新北九州空港はあまりにも問題が多かった。航空管制官の不在、乗降用可動橋の不足、駐車場の容量不足、1時間に1本の過疎空港のバス体系など、挙げ始めると枚挙にいとまない。本来は同社の運航を支援するはずの新空港が嫌というほど足を引っ張った。

外部環境も厳しかった。原油価格の高騰に加えて、スカイマークと大手航空会社が新北九州空港の開港により福岡空港の旅客需要が流出することを恐れ、福岡空港で熾烈な値下げ競争を繰り広げた。スターフライヤーはお役所仕事の新北運営会社に代わって、自費で空港セールスにも乗り出さなければならなかった。

スターフライヤーに起因する問題としては、早朝深夜便の不振が大きい。機材の有効活用のための早朝深夜便が、日中帯で稼いだ僅かな利益を食い潰して余りあった。知名度不足にも泣いた。「おらが街」の航空会社では全国的な知名度は得られない。4号機を早期導入して機材を遊ばせる結果になったのも損失拡大に繋がった。

来期の業績予想は、営業収入が160億円、経常損失が8億円、当基純損失が8億2000万円。企業立地促進交付金などの特別利益がないことに加えて、4号機を羽田―関空線に投入する初期費用が重く、赤字が避けられないという。

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