中国南方航空が北九州―上海線を毎日運航へ増便する計画を正式に撤回した。北九州支店が26日に出した釈明書によれば、「上海浦東空港の航空管制当局より増便が不可能との通達を受けた」。これにより、北九州―上海線は今後もこれまでと同じ週3往復(火・木・日)の運航を続ける。
関係者に撤回が通知されたのは増便開始の前日だった。増便が事実不可能だったとして、増便開始の前日にならなければ判明しないのはおかしい。北九州支店の釈明は的を射ておらず、撤回へ至った本当の事情は霧に包まれたままだ。
中国ビジネスは許認可当局とのコネがものを言う。今回のドタキャンは、だれかが土壇場で他の路線をねじ込んで、北九州―上海線が割を食ったとしか考えられない結果だ。国際便が毎日発着する国際空港の実現に胸を膨らませていた新北九州空港の関係者は、唐突な撤回に失望を深くしている。