文部科学省から改善勧告を受けたLEC東京リーガルマインド大学(本部、東京都)は23日、改善措置をまとめて同省へ報告した。
LEC大学は内閣府の構造改革特区を利用した日本初の株式会社大学で、北九州を含む全国各地に14の校舎がある。しかし大学の講義として資格試験予備校の開設科目群が充てられ、予備校生と大学生が同一の教室で教育指導を受けるなど、大学の実態が疑問視されていた。
改善報告書はおおむね文部科学省の勧告を受け入れる内容だが、同大はまだ経営が軌道に乗っていないため、赤字拡大を恐れて校舎数の縮小を明記した。将来閉鎖する校舎では学生募集を取り止める。在学生は現在の校舎で学修を続けるか、水道橋本校または梅田スカイ本校へ転籍するかを選べる。
学生募集を取り止める校舎は現時点では明らかでないが、水道橋と梅田への転籍を薦めていることから、残り12の校舎が存続する可能性は低い。小倉北口の北九州本校は2006年度の1期生が最初で最後になりそうだ。
2006年度は北九州都心部への大学進出が相次いだ年だった。同年はLEC大学のほか、西日本工業大学(本部、苅田町)がデザイン学部を新たに設け、山口大学大学院技術経営研究科(本部、宇部市)も北九州教室を開いた。2007年度は北九州市立大学がビジネススクールを開く。