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三宜楼を買取保存へ 民間主導の活用に期待

2月1日、門司港の団体「三宜楼を保存する会」は、門司港の旧料亭「三宜楼」の保存を巡る交渉で、土地の買取価格1700万円で所有者との合意に達した。

三宜楼は昭和6年に竣工した木造3階建ての料亭建築で、建物の各箇所には数寄屋の趣向を凝らした意匠が多くちりばめられている。最盛期には出光興産創業者の出光佐三はじめ多くの政財界人が利用したが、戦後の門司が活気を失っていくとともに閉店。その後、間貸し利用されていた時期もあったが、建物所有者の死去に伴い、その存続が問題となっていた。

昨年より門司港コミュニティをはじめとした諸団体が建物保存に向けた募金活動及びそれに伴う建物一般公開を行い、2006年末までに1800万円を集めた。このうち地代である150万円を除いた1650万円が土地の買取に充てられる。

今後は活用策を策定するとともに建物の改修を行い、保存活用を行う予定だが、料亭という用途を変更して活用するためには、建築基準法の新築基準を満たす必要があり、そのためには2億円を超える修繕費用が予測されている。

現在のところ市の買取による改修工事が行われる可能性が高いが、地元では民間資本による活用も一部期待されている。今後とも地域に愛される施設となるために良い活用策が望まれていると言えよう。

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