ブリヂストン(本社、東京都)は21日、超大型・大型建設車両用ラジアルタイヤの世界的な需要増に対応するため、北九州市内に新工場を建設することを決めた。今後、市と詳細を詰め、市議会の承認などを経て、2007年上期に契約する。
新工場の建設地は響灘臨海工業団地の約20万平米。投資額は285億円。2009年下期の操業開始を目指す。生産品目のラジアルタイヤは鉱山や採石場などで活躍する超大型建設車両が装着する。生産能力は2010年下期に日産約30トン(新ゴム量)。
響灘の新工場は長府にある下関工場の派生という位置づけだ。下関工場は超大型・大型建設車両用ラジアルタイヤを生産する同社唯一の工場で、生産能力は月産約5600トン(新ゴム量)。2005年より117億円を投じて生産強化を進めており、2008年までに生産能力を20%増強する。2010年に響灘の新工場が安定稼動に達すれば、生産能力は40%の増強になる。
新工場は技術や設備の蓄積がある下関工場内に建設するのが最良だった。しかし長府の敷地には余裕がなく、長府の蓄積が有効利用できる近場として響灘を選んだ。ブリヂストンの国内タイヤ工場の新設は、1976年操業開始の防府工場以来約30年ぶり。