朝日新聞系列の西部日刊スポーツ新聞社が北九州脱出を図ることになった。同社は2007年1月15日をもって、本社を北九州市小倉北区堺町1丁目の住友生命北九州ビルから、福岡市博多区博多駅前2丁目の福岡朝日ビルへ移転する。
新聞社の北九州脱出は同社で3社目。1996年に朝日新聞が先鞭をつけ、2004年に読売新聞が後を追った。朝日新聞は看板だけの西部本社を北九州に残して北九州市民を欺き、もって読者離れを食い止める戦略に打って出たが、後の読売新聞は北九州で三番手だったこともあり、無様な敗者として名実ともに寝返った。
読売新聞の移転がさして不興を買わず、不買運動が起こるなどの障害にならなかったことが西部日刊スポーツの決断を後押ししたようだ。西部日刊スポーツの移転が読売新聞と同じく成功裏に終われば、先鞭の朝日新聞は遅かれ早かれリバーウォーク北九州に掲げた西部本社の看板を外すのではないか。
西部日刊スポーツが寝返ることにより、北九州市内に本拠地を置くスポーツ新聞は、毎日新聞系列のスポーツニッポン(スポニチ)だけになる。