下関市と北九州市の市長会談が11月21日にリーガロイヤルホテル小倉で行われる。今回は定期会談の9回目で、下関市の江島潔市長と北九州市の末吉興一市長が顔を合わせる。
会談の内容は、これまでの連携事業の報告、関門観光の取り組みなどに続いて、国土形成計画への対応と道州制の中での関門連携のあり方が話し合われる。
関門都市圏は現在の都道府県制度とそれに追従する県単位経済が続く限り、求心力を発揮することができない。道州制により福岡県や山口県の足枷から開放されるという期待感はあるが、地方制度調査会の区割り案は3案とも関門海峡に境界線を引くなど、道州制をもってしても関門の立場が蔑ろにされたままだ。
福岡や熊本が主導する「九州」、広島が主導する「中国」、岡山が主導する「中国四国」、いずれも関門にとっては著しく不利な枠組みになる。かつて「西部」の中枢拠点、現在も200万都市圏を擁する関門が、なぜ境界線として分断されなければならないのか。両市長が関門の自立に向けて、強い意見を表明することを期待したい。