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スターフライヤー、就航半年の搭乗率57.5%

スターフライヤーは19日、就航から半年間(3月16日~9月15日)の利用実績について発表した。利用率は57.5%で、総旅客数は35万6762人。同社が採算ラインとした6割には届かなかった。特に、売り物だった深夜早朝便は40.2%と目標を大きく下回った。

利用率低迷の原因はいくつもある。なにより新北九州空港の運営が拙かった。管制官不在により航空機の遅延を助長した。満車の駐車場を放置して自動車客を排斥した。空気しか運ばないバス網に拘泥して有効な公共交通を提供できなかった。乗り合いタクシーに面倒な予約と高額な料金を設定して使えなくした。挙げればきりがない。本来ならスターフライヤーを支えるべき空港が足を引っ張りすぎた。

福岡空港に陣取る航空会社の抵抗も予想外に強かった。前半期は日本航空やスカイマークが福岡―羽田線で熾烈な値下げ競争を繰り広げ、福岡発着便の運賃は北九州発着便より5000円前後も安くなった。マイル乱発行などもあり、実質的な価格差はなお大きい。スターフライヤーは叩き売りに与さないことで低収益・低利用の二重苦は回避したものの、6~7月の悪影響は甚大だった。

スターフライヤーは矢継ぎ早に対策を打ち出している。各種割引制度を充実させ、マイル会員制度を発足、さらには旅行業に参入して自ら乗り合いタクシーの配車を手がけることにした。攻めるだけでなく、利用率の向上が見込めない深夜早朝便1往復は見切って、11月から運休する。

北九州市は新北九州空港の初年度の旅客目標を100万人としている。その過半数がスターフライヤーによるもので、同社は泥沼のような新空港に足を取られながらも、よく健闘しているほうだ。

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