小倉北口のラフォーレ原宿小倉が閉鎖されることになった。詳細は今週末に発表される。
ラフォーレ原宿小倉は1993年に開業した。森ビル流通システム(本社、東京都)とラフォーレを誘致した小倉興産(消滅会社)が共同出資した同名の運営会社(本社、東京都)が経営し、ラフォーレ原宿(原宿、松山、新潟)とは別会社だった。
閉鎖の理由として競合店との過当競争により売り上げが低迷したなどと有り体な説明が聞かれるが、商業面積6200平米で年商40億円は、1平米あたりの売り上げ換算で小倉伊勢丹より成績がよく、立地と業態を考慮すれば業績不振だったとは言いがたい。この時期に唐突に閉鎖話が出たのは、先月消滅した小倉興産と深い関係がありそうだ。
小倉興産は2005年2月にアパマンショップホールディングス (本社、東京都)に買収された。アパマンは約1年半のあいだに小倉興産の石油事業を換金し、従業員を大量解雇して、目当ての不動産だけを本体に組み込んで、不要になった会社を処分した。ちなみに現在存在する「小倉興産」は、地元対策のため別の子会社を商号変更したものだ。
ラフォーレ原宿小倉はアパマンが手に入れた小倉興産の事業で、最後に残った不要な事業だった。アパマンは「不動産事業に特化して事業展開を行う」と明言しており、小倉興産の不動産以外はすべて切り売りして換金する方針だった。