スターフライヤーは6日、6月旅客実績の速報値を発表した。平均搭乗率は48.5%で、3月の営業運航開始以来、初めて50%を割り込んだ。日中帯運航便は54.7%。早朝・深夜便は30.0%で、特に羽田発早朝便は17.1%と低迷ぶりが目立った。
6月は旅客需要の谷間にあたるが、ビジネス客は4月、5月よりは上向く。搭乗率の大幅な下落は、日本航空が羽田―福岡線に片道1万1400円~1万2400円の特便割引を設定し、さらにマイルを2倍プレゼントするなどの叩き売り攻勢をかけた影響が大きい。
同社は競合他社の安値攻勢に対抗するため、新割引運賃として「往復運賃」と「スター28」を設ける。
往復運賃は当日予約が可能で、片道あたり2万3200円。片道運賃より10%安い。座席制限もなく、予約内容の変更も可能で、ビジネスマン向きだ。
スター28は搭乗の28日前までに予約・購入した場合に適用される。座席数に制限があり、予約内容の変更はできない。運賃は9800円~1万3000円。最大で62%を割り引く。いずれも9月11日搭乗分からで、予約受付は7月11日から。
鳴り物入りで始めた早朝深夜便のてこ入れも実施する。8月までに羽田空港の駐車料金負担を北九州並みに軽減するほか、乗り合いタクシーを終日利用できるようにし、最終便の搭乗受付時まで予約ができるようにタクシー会社と調整する。
また、91便の到着を20分繰り上げ、乗り合いタクシー経由で大分方面行きの最終特急列車「ドリームにちりん」に乗車できるように取り計らう。
スターフライヤーは東京側での知名度が低く、東京を出発地とする旅客需要を取れていない。北九州側では空港管理者の無策により、山口宇部、大分、福岡空港との空港間競争で劣勢に立たされ、他空港から旅客を奪うには至っていない。