「長崎ちゃんめん」などを経営する外食産業のパオ(本社、山陽小野田市)の取締役会は20日、第三者割当による新株式の発行を決議した。同社は過去の積極出店が裏目に出て収益体質が悪化、不採算店舗の閉鎖などのリストラを断行している。
パオは1月に飲食店・学習塾経営のジー・コミュニケーション(本社、名古屋市)に対して150万株の第三者割当増資を実施するとともに、ジー社から代表取締役社長を受け入れた。しかし1月以降も売上高が計画を下回り、2006年3月期の通期業績予想で5億6000万円の純損失を見込むなど経営環境が悪いことから、第三者割当増資をふたたび実施して有利子負債を圧縮する。
割当はジー・コミュニケーションに340万株、ジーに投資情報を提供するBSL(本社、東京都)に84万株。増資後の発行済株式総数は1098万株で、ジーの株式構成比は過半数を超えて52.3%に達す。発行価格は360円。なお、20日の市場終値は427円。払込日は4月10日。
1月に経営責任を取って代表取締役社長から代表取締役会長へ退いた安田幸正氏は、今回は取締役を辞任して経営から手を引く。退任日は4月30日。