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シグマパワー山口の石炭火力発電所を断念

東芝は27日、オリックスと合弁で設立したシグマパワー山口(本社、東京都)が建設する予定だった宇部発電所の環境影響評価準備書の手続きを取り下げた。これにより、事業費約1000億円の大型民間投資はあっけなく頓挫した。

シグマパワー山口は2003年4月設立。資本金4億9000万円。出資比率は東芝が66.8%、オリックスが33.2%。計画では宇部興産西沖の山地区に中国電力新小野田発電所と同規模となる出力50万キロワットの石炭火力発電機2基を建設。2012年の運転開始を目指した。

東芝は取り下げの理由を「電力需要の伸びの鈍化、電力価格の低下、石炭燃料価格の高騰、地球環境問題の高まり」と説明している。京都議定書に基づいて温室効果ガス削減を進めたい環境省が強硬な態度で介入してきたのが決定打だった。

監督官庁の経済産業省は電力自由化や電源多様性の観点から応戦の構えだったが、事が政治問題化して「地球環境にやさしくない企業」と悪評が立つのを恐れた当事者の腰が先に砕けた。

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