宇部興産(本社、東京都)は23日、1949年の上場以来始めての一般公募により新株を6100万株発行すると発表した。発行価格は2005年3月6日から10日までのあいだのいずれかの日に決める。払込期日は3月13日から17日。
これに伴って最大500万株を野村證券から借り入れて冷やし玉(オーバーアロットメント)にし、この返済のため来年3月28日を払込期日とした同数の第三者割当増資を実施する。6600万株は現在の発行済株式総数の6.54%。最大約217億円を市場から調達し、全額を設備投資に当てる。
宇部興産は2006年3月期の連結純利益が前期比63%増になるなど業績がよい。積極攻勢のための大型増資は長期的には市場関係者に好感されようが、短期的には需給関係が崩れて株価が下落する恐れがある。3月の値動きには警戒が必要だ。