2005年10月に開港する新北九州空港と北九州都心部を結ぶ鉄道整備構想に有力案が加わった。新北九州空港アクセス鉄道整備検討委員会(委員長、吉田信夫)が31日に明らかにした新しい案は、JR貨物の東小倉駅構内から新空港まで全長15キロのトンネルを通し、フリーゲージ式の線路を敷くというもの。
当面は在来線が乗り入れ、フリーゲージ式の新幹線が開発されたのちは新幹線が直通する。総事業費は640億円。整備運営は市が設立する第三セクターが行う。
従来の案は、小倉駅から新空港へ直行する新幹線トンネル案と、日豊線下曽根駅先から分岐する在来線案の二つだった。総事業費の試算は前者が960億円なのに対して後者は600億円と割安だが、後者は費用に対する時短効果が弱く、用地買収に難航する恐れもあることから前者が有力だった。
新しい案は既成市街地での用地買収の必要がなく、事業費を圧縮できることに加えて、工事を円滑に進める上でも有利になる。