マツダ(本社、広島市)は17日、2月末で閉鎖されるMINEサーキットを取得し、「美祢自動車試験場」を3月初旬に開設すると発表した。
MINEサーキットは運営会社のセントラルパーク山口(本社、美祢市)が破たんした後、タカラ子会社のチョロキューモーターズ(本社、東京都)が2003年10月に取得したが、サーキット事業の赤字と親会社の本業回帰を理由に、わずか2年で閉鎖することを3日前の14日に発表したばかりだった。
マツダは欧州市場で強いことが知られるが、欧州市場向け新車開発の環境は十分ではなく、同社の三次自動車試験場にはない大型旋回場や高速道などを備えた新しい試験場を必要としていた。MINEサーキット取得後は既存コースの活用に加えて、高速での進入が可能な大型旋回場や高速平坦路、中速ハンドリング路、高速登坂路、人工低μ路を段階的に整備する。
今後、三次自動車試験場は従来どおり新商品の基本性能開発・育成の基幹拠点として位置づけ、美祢自動車試験場は車両挙動の限界性能評価や実用走行性の定量的なデータ取得を行うなど、三次での車両育成を補完する開発拠点として活用する。
美祢自動車試験場では休日の施設見学や安全運転教室などを通して地域との接点を持つ予定だ。フォーミュラ・ニッポンの開催は現段階では考えていないそうだ。しかし買収したのが自動車企業のマツダだけに、将来の再開に期待が残る。