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トライアル福岡から田川へ拠点変更 本社移転も

トライアルカンパニー(本社、福岡市)が田川市の白鳥工業団地へ拠点変更することを決めた。同社は2007年から物流センターやソフトウエア開発施設などを順次建設し、本社や研修・教育施設を含めた会社機能を田川市へ移転する。移転完了は2010年の予定。地元を中心に2300人以上を新規雇用するという。

同社は1974年に福岡市住吉で開業した「あさひ屋」が前身。1984年に「トライアルカンパニー」と商号変更し、1992年にトライアル1号店を出店した。トライアルは非食品のディスカウントストアと食品スーパーを併設した売場面積2500~3500坪の店舗で、現在は九州、関東、東北地区に42店舗を展開している。

白鳥工業団地は田川市の中心拠点・伊田地区と、国道322号バイパスのあいだに広がるボタ山を造成した工業団地だ。同社が福岡から田川へ移転する理由は明らかではないが、田川市は過疎地域自立促進特別措置法による税の減免がある。加えて、白鳥工業団地に立地する企業には、規制緩和措置などの特例もある。

トライアルは店舗から本部まで徹底したローコスト運営により業績を拡大させてきた。業態も郊外型であり、田川は拠点とするのに最適と判断したようだ。

北九州・京築地区は2003年後半から製造業の活況により全国屈指の好景気を享受するが、田川地区は2004年に基幹産業のセメントが三井鉱山セメントや香春太平洋セメントの閉鎖により壊滅状態に陥るなど厳しい景況が続いていた。

しかし今年2月にワイエスフード(本社、香春町)がジャスダックへ上場して筑豊唯一の上場企業になったほか、10月末には中村産業(本社、田川市)が三井鉱山セメント跡地を買収し、敷地約18万平米に美術館やレストランを建設する計画を発表するなど、田川地区でも今年に入って明るい話題が多かった。

トライアルは拠点変更によりパートやアルバイトなどの非正規雇用だけでなく、定着人口を支える正規雇用で多数を採用するとみられる。田川で最大規模の雇用主となる同社への期待は大きい。

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