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福岡市営地下鉄で乗り放題定期 バス客狙う

福岡市営地下鉄は来年2月から地下鉄全線が乗り放題になる定期券「ちかパス」を発売すると発表した。販売対象者を限定せず、空港線・箱崎線・七隈線の全線が乗り放題。来年1月25日に発売を開始し、翌2月1日から適用を開始する。

料金は一般大人の場合、1ヶ月1万2000円、3ヶ月3万4200円、6ヶ月6万4800円。学生大人の場合、1ヶ月7000円、 3ヶ月1万9950円、6ヶ月3万7800円。最大区間で見た場合、6ヶ月の定期券は約1万1000円安い。

このほか、小児用や身障者用も設定する。学生をも対象にした地下鉄の全線定期は全国で初めて。相互乗り入れするJR筑肥線は乗り放題の対象に含まない。

福岡市営地下鉄は1996年をピークに乗車人員が減り続けている。今年開業した七隈線は乗車人員の目標を事前に15万人から11万人に下方修正したが、実績は4万人台で低迷したままだ。

収支では2003年度に開業以来始めて赤字を脱却して約12億8000万円の単年度黒字を計上した。しかしそれもつかの間、七隈線の開業によりふたたび大きく赤字転落する。福岡市の外部監査人の試算によれば、七隈線は乗車人員が1日11万人と仮定しても開業後16年目の2020年度に単年度で57億円、累積で1000億円以上の赤字になる。

福岡市は「ちかパス」の導入で、バスや自家用車から地下鉄への乗り換えを促進したい考えだ。

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