全日空は30日、福岡―福島線の来年4月からの休止を国土交通省に届け出た。搭乗率の低迷が理由で、路線は福島空港の開港以来13年間の運航に終止符を打つ。毎日新聞が明らかにした。
福岡―福島線の利用者は、今年度の8月31日までで前年同期比874人減の1万5813人。搭乗率は39.4%で、採算ラインの6割を大きく割り込む。福島県は今年度から福島空港の着陸料を半額にするなどして運航継続を求めたが、採算を重視する全日空側と利害が一致しなかった。
福岡―福島線は福島空港が開港した約1ヶ月後の1993年5月に就航した。搭乗率は1996年の66.2%を最後に下落傾向が収まらなかった。1日2往復とした期間もあったものの、1往復に減便後は夕方の発着となり、利便性に欠けている上、福島―名古屋線の就航で観光客が分散したことが響いた。