山口県央1市4町(山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町、徳地町)は1日、新しい山口市を発足させた。新市は5市町の新設(対等)合併によるもので、面積730.23平方キロは下関市の715.86平方キロを抜いて県下1位、人口19万1195人(2004)は宇部市の18万0572人(2004)を抜いて県下2位。
山口市はかつて「もっとも存在感の薄い県都」と呼ばれた。人口規模で全国最小※であることに変わりはないが、山口県内では唯一の成長都市であり、次第に下関市の存在を脅かす存在になりつつある。
今後、新市は山口と小郡の中心市街地を都市核と位置づけ、山口都市核では教育、文化、情報機能の集積を図り、小郡都市核では新山口駅周辺を基盤整備し、全県を管轄する業務、商業機能などの集積を促す。
山口県は県内を五つの地域にまとめて山口市を県下1位の中心都市にしたい意向だ。今回の合併は「県勢の発展をけん引する30万人中核都市づくりの第1段階」と位置づける。第2段階は先に合併協議が不調に終わった防府市との合併で、山口県は防府市に対して強力に方針転換を迫るという。
山口市の辺地となることをよしとせず、単独市制を選択した防府市は、山口県・山口市との関係で腐心しそうだ。
※現時点では津市が最小の県都。ただし、津市は2006年1月1日に周辺9市町村と合併し、人口29万の新県都を発足させる。