スカイマークエアラインズが新北九州空港開港時の就航を断念することが分かった。NHKなどの報道によると、スカイマークは就航の正式表明が遅かったため、搭乗カウンターや手荷物用機械増設などのターミナルビルの増築が間に合わないという。就航時期は改めて検討する。
新北九州空港のターミナルビルは「小さく産んで大きく育て、西日本の拠点空港に育てる」が基本思想。目標は大きいが、現実の建物は小さくてみすぼらしい。ターミナルは中央部の玄関ホールと出発ロビーを中心に、北側に国内線施設、南側に国際線施設を配置。1階が到着階、2階が出発階、3階は展望デッキや飲食施設。延床面積約1万4731平米。
計画規模は年間旅客数150万人で、国内線施設はもともと国内大手2社の乗り入れしか想定していない。新北九州空港を拠点とするスターフライヤーの参入も想定外で、同社の広い事務所を入居させるため、建物北側に1231平米を増築するように設計変更した。
新北九州空港のターミナルが手狭なことは建設工事に着手する前から明らかだったにもかかわらず、対応が後手後手なのは呆れるほかない。北九州市はターミナル拡張に限らず、定額390円の空港バスの要望に関しては、「西鉄バスの利用状況をみたい」、無料駐車場の要望に関しては「1日390円は安い」、国際線誘致の助成に関しては「誘致に熱意を見せるのが先」とかわすなど、やる気を疑うような対応が多い。
新北九州空港は福岡空港との競合や貧弱な地上アクセスなど問題は山積したままだ。多少追い風が吹いたくらいで立場にあぐらをかくようでは先行きは険しい。