大日本印刷(本社、東京都)は8日、液晶テレビの急速な需要拡大に対応するため、黒崎工場に約250億円を投じて液晶カラーフィルタの生産ラインを増設することを決めた。
同社は三菱化学黒崎事業所のコークス工場跡地に300億円を投じて第6世代液晶用カラーフィルタの工場を建設し、この工場は今年5月に操業を始めたばかり。しかし液晶パネルメーカー各社は第6世代液晶パネル生産設備の増強をいっそう進め、これに伴って液晶カラーフィルターの生産増強が求められる状況にあった。
第2期ラインは既存工場の隣接地で新たに建設する。建屋は延床面積1万6150平米。第1期と合わせて黒崎工場の延床面積は4万4210平米になり、生産規模は月産4万シートから10万シートに拡大する。雇用は公表されていないが、過去の実績と増産の規模から判断して、100名前後とみられる。稼動開始は2006年第2四半期の予定。
新ラインでは世界で初めてインクジェット方式を採用する。同方式は従来の露光方式よりも生産効率が高く、純度の高い色が実現できるそうだ。