来年3月開港予定の新北九州空港に韓国のアシアナ航空(本社、ソウル)が参入する見通しであることが分かった。報道各社が伝えたところによれば、福岡県の麻生渡知事が明らかにした。就航地は北九州市の姉妹都市・仁川とみられる。
アシアナ航空は今後の日韓政府間の航空交渉を経て、正式に決定する。新北九州空港への国際線誘致をめぐっては、アジアへの経済戦略を進める北九州市と福岡県が、中国や韓国の航空会社を中心に働きかけてきた。
国内便の乗り入れ表明が相次いでいるのに加え、国際便の就航で新空港の利便性がさらに高まる。
大韓航空に次ぐ韓国第2の航空会社で1988年設立。1990年にソウル―東京便を就航させて国際線に進出し、現在は韓国国内の17路線のほか国際便54路線を持ち、米国、欧州、中国などに就航。日本の地方都市にも数多く乗り入れている。従業員数は約6900人。保有機数は61機。
同社は今年8月、操縦士労組が長期間のストライキを行い、多数の欠航便を出して混乱したため、金大煥労相は労組のスト中止を命じる「緊急調整権」を発動した。調整権の発動は、1993年7月の現代自動車の紛争以来12年ぶり。アシアナ航空はストを続けたお詫びとして、済州島発着便を除く同社の国内便67便すべてを無料にして、話題を呼んだ。