ジェイ・エア(本社、愛知県豊山町)は29日、県営名古屋空港(小牧空港)と新北九州空港を結ぶ新規路線の開設を決めた。就航は新北九州空港が開港する2006年3月16日からで、使用機材はボンバルディアCRJ200(50席)。1日3往復程度を見込む。運賃や時刻表は検討中。
ジェイ・エアは日本航空の子会社で、同社便はすべてが日本航空の便名になる。ボーイング737規模より小さな市場、あるいは多頻度運航が望ましい市場へ小型機を就航させるのが同社に振られた役割だ。
同社は1991年に経営が行き詰まった「西瀬戸エアリンク」が前身で、1996年に広島で誕生した。しかし拠点とした広島西飛行場は狭く、適合する路線が限られたため、中部国際空港開港後の県営名古屋空港に本拠地を移した。現在の路線は、名古屋(小牧)と松山を結ぶ路線など全13路線。2005年度中にボンバルディアCRJ200を2機追加して8機体制になるという。
北九州と名古屋はトヨタ関連の旅客流動が旺盛で、需要中心地の苅田町を中心とした京築地区からは小倉駅よりも新北九州空港のほうが距離が近い。しかも新幹線「のぞみ」の小倉―名古屋間が約200分かかるのに対して、ジェイ・エア便は所要時間が75分。
仮に北九州市の旅客が引き続き新幹線を利用しても、京築地区と名古屋の旅客流動が飛行機に移行すれば、50席の小型便3往復は十分に採算が取れる。
ただ、ジェイ・エアが新北九州―名古屋(小牧)線を開設することにより、日本航空ジャパンが新北九州空港と中部国際空港を結ぶ路線を開設する見込みが小さくなった。
新北九州空港への乗り入れを正式に表明したのは、スターフライヤー、ギャラクシーエアラインズ、スカイマークエアラインズに次いで4社目。