北九州いのちの電話理事長で、元日本いのちの電話連盟理事長だった秋山聡平氏が21日午前に脳内出血のため、行橋市内の病院で死去した。88歳だった。
秋山氏は軍医、福岡少年鑑別所長などを経て、重症心身障害者施設の医師などを務めた。自殺をはじめとする精神的危機にある人たちの隣人になりたいという願いから、悩み相談を電話で受け付け、自殺防止につなげる眠らないダイヤル「北九州いのちの電話」を北九州で1977年開設して、以来理事長を務めてきた。
北九州いのちの電話は、東京イングリッシュ・ライフライン、関西いのちの電話、沖縄いのちの電話などの同時期に相次いで設立された団体と「日本いのちの電話連盟」(FIND)を結成し、この後いのちの電話は全国的に拡大の一途をたどった。
秋山氏は多年にわたり自殺防止を目的とするいのちの電話に尽くした功績から、1991年に朝日社会福祉賞を受賞した。