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西鉄、大分バスへ出資

  • 2005年08月02日 05:51
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西日本鉄道(本社、福岡市)が経営再建中の大分バス(本社、大分市)に2000万円を出資したことが27日、明らかになった。両社は福岡―大分間の高速バス「とよのくに」を共同運行しており、大分バスは西鉄に対して出資を要請していた。

西鉄は大分県内に子会社の日田バス(本社、日田市)、亀の井バス(本社、別府市)があるほか、大分交通(本社、大分市)にも出資しており、大分県内の主要バス会社すべてと資本関係を持つことになる。

大分バスは整理回収機構(RCC)主導で取引金融機関の債権放棄を進め、100%減資して新たに沿線の企業など20社程度から計2億5000万円の出資を募っている。同社はもともとは近鉄グループだったが、現在同グループとは資本関係を持たない。

大分バスは5月に前社長が経営責任を取って退任。元大分県出納長の池辺氏を社長に迎え、赤字路線縮小などの再建策を進める。大分県も事態を看過できないとして、同社から要請のあった3000万円の出資を検討している模様だ。

債務超過企業へ出資すれば県民に損害を与える可能性があるため、行政改革を進める大分県はこのような企業へ新たに出資することを原則として認めていない。しかし公共交通機関の確保という観点などから財政支援の可能性を探り、9月県議会で補正予算案として上程、可決されれば出資する見込みという。

全額減資後の出資は、今回の西鉄出資分を含めて要請額の半分程度に達した。9月中には全額固まる可能性が高い。

バス事業の経営はマイカー普及などの影響で厳しい。産業再生機構の支援下で経営再建を進める九州産業交通(本社、熊本市)は、旅行業大手HIS系のエイチ・エス証券が支援することが決定している。

大分バス

主に大分市と大分市以南の県南地区を営業エリアとする事業者。大分市内は大分中央・大分南の2営業所で路線バス事業を担う。佐伯市には佐伯営業所を設置し、佐伯市内や津久見市東部への路線を担当している。1997年9月に九州初のノンステップバスを導入した。

臼杵市・津久見市・竹田市・豊後大野市の営業エリアに関しては、子会社を設立して事業を分離している。

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