国土交通省は7日、新北九州空港の運用時間を1日21時間として予算請求する旨を福岡県へ正式に通知した。これに対して麻生渡知事は、路線開設を予定する航空会社の運航計画から判断して、「21時間運用でも当初予定していた物流機能は果たせると思う」と談じて理解を示した。県として引き続き24時間運用を求めてゆく方針に変わりはないという。
関係者によると、福岡空港がすでに24時間運用を行っており、国交省内には同じ県内に24時間空港が2か所できることに異論を唱える声があったことから、21時間を打ち出した。3時間の空白を設けることで、航空管制業務にゆとりを持てるメリットもある。
福岡空港は市街地空港であり、緊急時のみとはいえ福岡空港で24時間運用を行うほうに無理がある。しかし利害の絡む問題であり、実績のある福岡空港から機能移転するには、それ相応の理由が必要だった。
新北九州空港の21時間運用はスターフライヤーの深夜早朝便に対応したものだが、このほかに佐川急便が深夜貨物便を計画することから、国交省は「計画が具体化すれば、新たなニーズにも対応する」として24時間化に柔軟に対応する姿勢もみせる。実際、21時間運用と24時間運用の場合、管制官などの要員は変わらない。末吉興一市長は「新しい需要が出ればそのときに対応を考えると国から説明を受けた。21時間でOKと思う」と語った。