関門通信

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日銀短観、北九州・山口ともにプラス

日本銀行下関支店および北九州支店は1日、企業短期経済観測調査(短観)を公表した。北九州地区の全産業の業況判断指数(DI)は+3で、前期より2点上向いた。北九州地区のプラスは昨年3月より6期連続。一方、山口県の全産業指数は+1で、8期連続で改善してついにプラスに転じた。

業況判断指数―全産業(2004-5年)
/ 6月 9月 12月 3月 6月 9月予想
山口 -8 -7 -5 -1 +1 -4
北九州 +2 +7 +5 +1 +3 +2
大分 -2 -4 -5 +-0 -1 -6
九州 -2 -4 -4 -3 -1 -4
中国 -9 -7 -4 -6 -2 -8
全国 +-0 +2 +1 -2 +1 +1

業況

北九州地区は製造業が+9。高操業が続き、輸出が高水準で推移しているほか、設備投資も増加傾向にあるが、前回の調査より2点落とした。

非製造業は前回より4点改善して-1。小売業が5月の大型連休の商況で盛り上がり、その後も好調に推移していることから、楽観的な判断が増えた。製造業の活況に端を発した好景気が、ついに非製造業にも及んできたという感がある。

先行きは、製造業の「良い」が縮小し、非製造業では「悪い」が解消して、全産業では「良い」がやや縮小する見通し。

山口地区は製造業が+-0で、前回と同じだった。非製造業は前回より3点改善して+1。先行きは製造業の「良い」が拡大し、非製造業の「良い」が「悪い」へ大きく転落して、全産業で は「悪い」に変化する見通し。

山口地区の非製造業は前回-16と予測して大きく外すなど悲観的予測に傾く傾向がある。景気が踊り場にあり、いつ悪化に転じてもおかしくはないというためらいが根強い。

売上・収益

北九州地区の2004年度は製造業が増収増益、非製造業は減収増益だった。2005年度は製造業・非製造業ともに増収増益となる見通し。

山口地区の2004年度は製造業が増収増益、非製造業は増収減益だった。2005年度は製造業が減収減益、非製造業は増収増益の見通し。

設備投資

北九州地区の2004年度は、前年度に比べ製造業が5.9%増加したが、非製造業が一昨年前の反動を受けて50.1%減少した。2005年度は、前年度に比べ製造業が26.1%増加する一方、非製造業が30.7%減少し、全産業では前回調査のマイナス予測からプラス予測へ転じて、5%増加となる見通し。

山口地区の2004年度は、前年度に比べ製造業が55.3%の大幅増加となったが、非製造業は6.7%減少した。2005年度は、前年度に比べ製造業が7.8%減少するが、非製造業が7.9%増加し、全産業では前回調査の17.3%減少予測から大きく改善して、1.9%減少に留まる見通し。

雇用人員判断

北九州地区は12月の短観で製造業・非製造業ともに「不足」に転じたが、3月でさらに「不足」が拡大した。6月は製造業の「不足」が縮小し、非製造業の「不足」が「過剰」に転じた。先行きは、製造業の「不足」が拡大し、非製造業では「過剰」から再び「不足」となって、全産業では「不足」がやや拡大する見通し。

山口地区は製造業が「過剰」、非製造業が「不足」で、全産業では「不足」。先行きについては、「不足」がやや拡大する見通し。

金融

北九州地区は貸出態度判断の「緩い」は横這いで推移し、資金繰り判断の「苦しい」も横ばいで、変化は見られなかった。借入金利水準判断は、現状は「低下」が解消し、先行きは「上昇」に転じる見通し。

山口地区は貸出態度判断の「緩い」が拡大し、資金繰り判断の「苦しい」が縮小するよい傾向が見られた。借入金利水準判断は、現状は「低下」が縮小し、先行きは「上昇」に転じる見通し。

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