豊田合成(本社、愛知県春日町)は27日、新日鐵八幡製鐵所構内に北九州工場を設立すると発表した。新事業所はトヨタ自動車九州(本社、宮田町)の増産に対応し、生産供給体制を確保し、物流効率を向上させることが狙い。トヨタの一次下請けが北九州市内に進出するのはこれが初めて。
同社は新日鐵が屋根付工業団地として貸出中の旧シームレス鋼管工場内に生産設備を持ち込み、ハンドル組立、エアバック組立、シール部品の後加工などを行う。
新工場は今年9月の操業開始。投資額8億円。工場規模は生産開始時に約5000平米、2006年度末に約1万平米。従業員数は約70名から始め、2007年度には約180名に増やす。売上目標は2005年が約10億円、2007年度が約110億円。
新日鐵構内を選んだ理由は、工場の賃借によって初期投資が抑えられることが挙げられる。また、トヨタ自動車九州宮田工場の30分圏内にあるほか、ダイハツ車体大分中津工場、マツダ防府工場、日産自動車九州工場にも近接しており、自動車関連企業が立地する好適地であることを評価した。
新日鐵の屋根付工業団地は好評を博しており、すでにナミティ、九州シロキ、ナイス、三井スタンピング、安川電機、ナミユニット、千代田工業九州が進出済み。大分製紙も進出を決めている。