福岡銀行(本店、福岡市)がコンビニATMのイーネット(本社、東京都)と今年7月にも提携することが明らかになった。福岡銀行のカードを持つ顧客は、福岡県内のファミリーマートなどのコンビニ内に設置されたイーネットATMで入金・出金ができるほか、すでに設置済みの全国5321台(4月末現在)も利用できるようになる。
福銀は現在、自社ATMのほか、セブンイレブン設置のアイワイバンクと提携し、福岡県内で631店舗632台のコンビニATMを展開している。また福岡ひびき信用金庫やJA福岡などとは、ATMを相互で無料開放しており、現在の福岡県内1596台に、イーネットの150台を加えて1746台体制とし、さらにATMネットワークを拡充していく予定。
イーネットは1999年10月にサービス開始。以来全国へのATM設置を順次進め、現在28都道府県でサービスを展開。提携銀行は27行に及ぶ。福銀はイーネットに2000年3月に資本参加している。福岡県内では2004年6月に福岡市内のファミリーマートなどに24台を設置。今後、福岡・北九州のファミリーマート、デイリーヤマザキ、ミニストップ、ポプラの4社合計で約150台程度のATMを、福銀が管理銀行として展開する。
福銀は給与振込や積み立て定期などの各種取引をポイント化し、イーネットATMの手数料を無料化して顧客サービス向上に努める。これまでもイーネットのATMでは福岡銀行のカードはMICS提携金融機関経由で利用できたが、残高照会は無料、入金はできず出金には手数料が発生していた。
競争相手の西日本シティ銀行(本店、福岡市)は、ローソンとエーエム・ピーエムにATMを設置している。都市部が中心ですべての店舗には設置が進んでいないが、すべての時間帯で手数料が発生する福銀に対して、自社ATMと同じ扱いで平日昼間は手数料無料で引き出しができるなど顧客本位のサービスを提供する。
コンビニATMは急速に普及が進んでいる。1999年 3月に旧さくら銀行(現三井住友銀行)がエーエム・ピーエムに設置したのが最初であり、福銀でも入出金の約1割をコンビニATMが占めている。福銀はコンビニATMが若年層との重要な取引拠点となると判断。今後福岡でもコンビニATMでの競争が激化すると予想される。