西日本汽船(本社、下関市)は11日、下関と上海を結ぶ国際貨物フェリーを6月13日に就航させるほか、青島便を6月3日から週3便に増発する方針を固めた。これにより、下関発着の国際フェリーは、毎日就航の釜山便を加えると計3航路で週11便となり、国内最多。
西日本汽船は同社と同社が所属するSHKグループ、中国側の出資元の三者で1997年にオリエントフェリー(本社、下関市)を設立し、下関と青島を結ぶ国際フェリーを週2便運航してきた。上海航路に関しても同じ手法で日中合弁会社・上海下関フェリー(本社、下関市)を設立して運航に当たらせる。
両航路に新たに投入するのは新日本海フェリー(本社、大阪市)が所有する「ニューしらゆり」を改装した「ゆうとぴあ2」(2万6933トン、旅客475人)。下関―上海を週に1往復するだけでは船の稼働率が低いため、取扱量の増加が続く青島へも週に1往復させて新船の有効活用を図る。
「ゆうとぴあ2」は月曜の昼に下関を出港し、水曜の朝に上海に入港。同日の昼に上海を出港し、金曜の朝に下関に戻る。金曜の昼に青島へ向けて出港し、土曜の夕に青島に入港。同日の夜に青島を出港し、月曜の朝に下関へ戻る。
上海航路の初年度の目標は乗客6000人、貨物は輸入28万トン。増発後の青島航路の年間目標は旅客1万2000人、貨物は輸入40万トン。