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北九州・福岡にラッピングバス

  • 2005年04月29日 20:32
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全国的に普及が進むバスの全面広告車(ラッピングバス)が北九州都市圏にも登場した。北九州市営バスの1台が今年4月開港のひびきコンテナターミナルのラッピングバスを導入し、西鉄バス北九州の2台が来年3月開港の新北九州空港のラッピングバスを走らせる。

北九州市では市の屋外広告物条例施行規則の改正を受けて、路線バスの車体のうち広告として使える面積が従来の10.5平米から28平米に拡大した。上の二例のほか、井筒屋、サンリブシティ小倉、イオン直方などのラッピングバスが登場しており、今後も増える見込み。

また福岡市でも、市の屋外広告物条例の規制緩和に向けた1年間の試行期間として、西鉄バスが4月16日から順次ラッピングバスを導入し、5月1日までにスポンサー20社の広告を掲載したラッピングバスを計22台運行する。福岡市内のラッピングバスはバス前面の広告を排除した東京都営バス方式を採用した。

ラッピングバスの制作費は約100万円。広告費は年間約300万円。バスの運行ルートによって相場は異なり、人気路線は順番待ちや抽選の場合もあるが、広告主はより的を絞った効果的な広告が打てる。屋外広告と比較すると費用は格安だが、従来のバス車体広告と比較すると10倍近い高値で、零細には手が出ない。大手がバス広告を占有し、零細が排除される恐れは拭えない。

騒音ならぬ騒色問題も見過ごせない。バスは公共交通機関であり、公共物としての色彩計画が求められる。交通安全にもとる配色は行うべきでなく、都市景観に配慮する必要もあろう。近づいて行き先を見なければどの路線バスか分からないようでは、高齢者や視覚障害者には優しくない。

福岡県は全国一の規模を誇る西鉄グループを抱えており、廉価で広告効果が狙いやすい動く広告塔は、大いに注目されてゆくだろう。ラッピングバスは広告主にとっては魅力的な広告媒体であり、旅客運賃収入が伸び悩むバス事業者にとっては新たな収入源になる。公共交通機関としての節度と、広告の洗練を兼ね備えたラッピングバスの登場を期待したい。

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