新設(対等)合併により新たに発足した山陽小野田市と長門市の市長選は24日に投開票が行われ、山陽小野田市では弁護士の白井博文氏が、長門市では旧長門市長の松林正俊氏が初代市長に選ばれた。投票率は前者が63.58%、後者が87.53%だった。
確定得票は、弁護士の白井博文氏(無新)が2万2726票、旧小野田市議会議長の石川宜信氏(無新)が1万1311票。当日有権者数は5万3995人。投票者数は3万4332人。
選挙は旧小野田市長の杉原記美氏と旧山陽町長の国沢賢之進氏から新市の運営を託され、市政の継続性を訴えた石川氏に、市政の変化を訴えた白井氏が挑む形だった。争点は特になかったが、石川氏が山陽小野田市発足の功労者であるのに対し、白井氏は平成の大合併で斥けられた広域合併派だったことから、最後まで揉めに揉めた先の合併に対する評価が問われた選挙だった。
結果は市民が山陽小野田市に対して否の票決を下したことになる。白井氏は当面は新市の基盤づくりに取り組み、長期的には宇部市との合併を目論むとみられる。
確定得票は、直前に旧長門市長を務めた松林正俊氏(無新)が1万4528票、それ以前に旧長門市長を務めた藤田光久氏(無新)が1万4305票、旧長門市議の斉藤浩紀氏(共新)が1414票。当日有権者数は3万5017人。投票者数は3万0651人。
選挙は旧長門市の市長だった2名の争いだった。松林氏と藤田氏は2000年の旧長門市長選でも激しく競り合ったが、今回もわずか223票が当落を隔てる険しい選挙戦だった。
藤田氏は立候補表明が3月末で、出遅れたのが惜しまれる。