下関市の江島潔市長は21日、総務省の麻生太郎大臣に中核市の指定を受けるための申請書を手渡した。同市は「人口30万人以上」「人口50万未満の市は面積100平方キロ以上」と定めた中核市の要件をいずれも満たすため、総務省は政令改正の作業に入る。昇格は10月1日。
現在の下関市は2005年2月13日に旧下関市、豊浦町、豊北町、菊川町、豊田町の新設(対等)合併により発足した。面積715.83平方キロ。2000年の国勢調査人口は30万1097人。人口要件は現在の推計人口ではなく、この国勢調査に基づく。
旧下関市は2002年4月1日に特例市の指定を受け、1市4町の合併により新たに発足した下関市も発足の当日に特例市の指定を受けた。特例市は中核市に権限委譲される事務のうち、県が一体的に処理するほうがより効率的とされる部分を除外して委譲される。要件は人口20万以上。
中核市は政令指定都市が処理する事務のうち、県が一体的に処理することが効率的な事務などを除外して委譲される。具体的には福祉行政・保健衛生行政に関する事務、都市計画に関する事務などが独自に行える。下関市周辺の中核市には、大分市、福山市、倉敷市、岡山市などがあり、現時点で全国35市が指定を受ける。
なお、この日は同じく合併により要件を満たした北海道函館市も中核市の申請を行った。