新設(対等)合併により新たに発足した山陽小野田市と長門市の市長選が17日に告示された。立候補を届け出たのは、山陽小野田市長選が元市議と弁護士の2名、長門市長選が市長経験者と元市議の3名。長門市では市議選も告示され、38名が立候補を届け出た。投開票はいずれも24日。
候補者は旧小野田市議会議長の石川宜信氏(無所属)と、弁護士の白井博文氏(無所属)。旧小野田市長の杉原記美氏や旧山陽町長の国沢賢之進氏は、新市の運営を石川氏に託した。
石川氏は「新市建設計画を着実に実行したい」と、市政の継続性を訴えた。白井氏は「市民参加型の新しい街づくりを行いたい」と、市政の変化を訴えた。
新市は山陽オートの赤字や進出企業のない工業団地など、旧市町が先送りにしたさまざまな課題を抱える。しかし選挙の争点にはなっておらず、市民の関心も直前の合併にあることから、合併に対する評価が投票の判断材料になりそうだ。
候補者は旧長門市長の松林正俊氏(無所属)、松林氏以前に長門市長を2期務めた藤田光久氏(無所属)、旧長門市議の斉藤浩紀氏(共産)。
松林氏は旧長門市での2期5年の実績を背景に、「新市建設計画を着実に実行したい」と、市政の継続性を訴えた。藤田氏は「合併後も各地域の個性が生きる緩やかな連合体にしたい」と、新市が長門地域1市3町の新設合併により発足したことへの配慮をみせた。斉藤氏は「若者の働く場の確保」「市長給与・退職金の削減」「老朽化した学校施設の改修」と、三つの公約を具体的に掲げた。
選挙は市長の椅子をめぐって過去に大接戦を繰り広げた松林氏と藤田氏がふたたび激しく競り合うとみられる。