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山口銀行、もみじHDを経営統合

山口銀行(本店、下関市)ともみじホールディングス(本社、広島市 以下、もみじHD)は18日、業務資本提携関係に入ることで合意した。もみじHDは2005年9月までに500億円規模の第三者割当増資を行い、山口銀行が発行済み株式の三分の一強を取得して筆頭株主になる。

もみじHDは広島総合銀行とせとうち銀行の持ち株会社として2001年に設立。2行は2004年に合併してもみじ銀行となった。2004年3月のデータによれば、もみじ銀行は資本金339億円。従業員数2604人。預金残高2兆4946億円。貸出金残高1兆9575億円。広島県とその周辺に167店舗を有す。旧広島総合銀行が不良債権処理をめぐって政府から受けた公的資金の償還などがあり、財務基盤が弱い。

山口銀行は第百十国立銀行を前身とする名門の地方銀行。2004年3月のデータによれば、資本金100億円。従業員数2868人。預金残高3兆7197億円。貸出金残高2兆0165億円。山口県と北九州市を中心に159店舗を有す。山口銀行は財務体質が良いことで知られるが、山口県内での貸し出しは伸び悩む。そこで、北九州に本部と経済研究所を設置して「北九州の地元銀行」として攻勢をかけているものの、「山口」という名称が北九州ではなじまないためか三番手に甘んじている。

山口銀行ともみじ銀行は2004年に県境を超えたATMの相互開放を皮切りに互いの友好関係を深めてきたが、4月のペイオフ完全解禁を控え、将来に不安を抱えるもみじHDを山口銀行が呑み込むことにした。

もみじHDは役員の半数を山口銀行から受け入れ、2006年には山口銀行が設立する持株会社に統合される。山口銀行ともみじ銀行の合併は現時点では予定していない。新しい持株会社は預金残高が6兆2143億円になり、西日本シティ銀行(預金残高5兆8084億円)や福岡銀行(同5兆7656億円)を抜き去って地銀では全国5位の規模にのし上がる。

今回の経営統合は山口銀行が銀行間競争の激烈な北九州に見切りをつけて広島へ経営資源を移す動きと考えられるが、経営規模の拡大にものをいわせて一挙に北九州を制圧する可能性も捨てきれない。山口銀行が設立する持株会社の本社所在地が広島であれば前者がほぼ確実で、関門経済にとってはマイナスになろう。

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