関門通信

主要

トヨタ物流機能、新門司に集約

トヨタ輸送(本社、愛知県豊田市)が新門司自動車物流センターを拡張することになった。同センターはトヨタ自動車の完成車移出入施設で、昨年11月に博多港から拠点変更で移ってきた。自動車部品の陸揚げは博多港に残したが、これも新門司へ移してトヨタは博多港から完全に撤退する。

トヨタは愛知県での増産が求人難などによって困難になったことから、北九州地区をトヨタの第二の拠点と位置づけて大規模な投資を行っている。完成車工場の宮田工場へ約400億円を投じて生産設備を増強し、今年9月にも生産能力を年産25万台から43万台へ引き上げる。これに伴い、約340億円を投じて苅田工場を建設し、来年1月から年産約22万基のエンジンを製造する。トヨタグループとしては、昨年12月にダイハツ車体大分中津工場が操業を開始した。

新門司自動車物流センターはトヨタ輸送が新門司北埋立地(マリナクロス新門司)の8万7507平米を北九州市から賃借して建設した。建設費10億円。年間の取扱量は約50万台。今回は北九州市から隣接地9万3845平米を追加賃借し、宮田工場の増産に備える。

トヨタは移出入の拠点変更に際して、自動車部品の陸揚げは博多港の香椎パークポートに残すと福岡市に約束してきたが、そののち苅田工場の建設を決めるなど状況が変わった。新門司には来年1月の苅田工場の操業開始も睨んで、自動車部品搬送用トレーラーの保管ヤードも整備する。取り扱いの内訳は自動車が62万台、トレーラーが8万台の計70万台。追加投資額は約9億円。

博多港の2002年度港勢データによれば、内国移出に占める愛知県の割合は64.1%、移入は19.8%。愛知県の割合は大部分がトヨタ関連になる。トヨタ撤退が博多港の移出入に与える影響はきわめて大きい。

広告

広告

管理

関門通信は参加型のニュースサイトです。だれでも自由に記事を投稿できます。
Nucleus CMS v3.24 | ©2008 Kanmon Tûsin. Morrie & Co. All rights reserved.