宇部小野田地域の2市2町(宇部市、小野田市、楠町、山陽町)法定合併協議会の設置の是非を問う住民投票が18日に小野田市と山陽町で行われ、ともに反対が賛成を上回った。
小野田市では賛成9847票に対して反対1万843票。山陽町では賛成5651票に対して反対7512票。投票率はそれぞれ57.94%、73.40%だった。これにより2005年3月末の合併特例法の期限内に宇部小野田地域が広域合併する見込みはなくなった。
宇部小野田地域では宇部市と楠町、小野田市と山陽町がそれぞれ法定合併協議会を設置して協議を進めている。しかし豊関地域や山口県央地域では大きな枠組みで合併協議を行っており、「地域が二つに割れれば地位低下を招く」と懸念した住民団体が2市2町法定協設置を求める議会請求を行った。
議会請求が小野田市と山陽町で無下に斥けられたことから今回の直接請求による住民投票となったが、議会と住民の双方に合併を否決されたことで、広域合併の望みは潰えた。
この住民投票では1市1町推進派と2市2町推進派が住民を巻き込んで非難合戦を繰り広げた。結果は狭い地域社会に不信と対立が渦巻くことになり、大きなしこりを残した。