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アパマン、小倉興産の本社を東京へ移転

不動産賃貸大手のアパマンショップネットワーク(本社、東京都)に買収された小倉興産(本社、北九州市)が4月に本社を東京へ移転することになった。東京・東麻布の自社ビルにある東京支店を本社に昇格させる。名目上は二本社制とし、登記上の本社は小倉北口に残す。

小倉興産は投資会社のアドバンテッジパートナーズ(本社、東京都)が2003年3月に住友金属工業などから保有株を取得して筆頭株主になった。アドバン社は小倉興産の事業を再構築し、東証二部上場を目指すとしたが、アパマンから有利な引き合いがあったため4日付で転売した。アパマンはその他株主からも株を取得して発行済み株式の約9割を握る。

アパマンは小倉興産の知名度と信用を生かして北九州地区での不動産事業に本格参入するのではないかと憶測されたが、小倉興産が所有する首都圏の不動産やガソリンスタンドが目当てだったらしい。小倉興産は90億から100億円とされる買収額をゆうに上回る資産を首都圏に保有する。また、石油事業は伊藤忠エネクス(本社、東京都)と業務全般にわたる提携を結ぶことから、伊藤忠からも本社移転の圧力がかかったようだ。

小倉興産は本社移転と同時に執行役員制度を導入する。不動産事業はアパマン、石油事業は伊藤忠が最高権限を握り、小倉興産の取締役は経営から事実上締め出される。

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