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新「山口市」、2005年10月発足

山口県央1市4町(山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町、徳地町)は24日、山口県の二井関成知事に対して5市町の廃置分合(合併)を申請した。同地域は11月25日に合併協定調印式を行い、その後それぞれの議会で合併関連議案を可決した。今後は来年2月の県議会定例会での議決、知事の決定を経て、総務省が告示する。発足は2005年10月1日。

新市は5市町による新設(対等)合併で、名称は「山口市」。面積730.23平方キロ。人口18万8693人(2000)。新市の事務所の位置は現山口市役所とする。ただし「将来の事務所の位置は新山口駅周辺が適地との意見を踏まえ、新市発足後10年を目処に審議する」という附帯決議を加えた。議員100人に対しては在任特例を適用し、新市発足から7ヶ月間は引き続き新市の議員として在任する。新市の議員定数は34人。

山口県央地域は2003年3月に防府を含む2市4町で合併法定協議会を設置したが、事務所の位置で山口、小郡、防府の三者が衝突して膠着状態に陥った。そののち山口と小郡の二者が「新市発足時の位置は山口、将来の位置は小郡」と決めて防府に譲歩を迫ったことから、防府は2004年5月に席を蹴って枠組みから離脱した。これにより、山口県央2市4町の法定協議会は休止に追い込まれた。

2004年7月、山口市、小郡町、秋穂町、阿知須町の1市3町で改めて法定協議会を設置。徳地町はゆかりのある防府との合併を選ぶか、県都の「格」の一部に加わるかで迷い、一月遅れの8月に県央合併の枠組みに復帰した。

徳地では防府との合併を求める声も根強く、直接請求により来年1月23日に住民投票が実施される。しかしどのような結果が出ても、県知事に廃置分合(合併)を申請したからには合併が覆る可能性はほとんどない。

山口県は県央地域のみが発展して他の地域が衰退する状況にあり、県都の「格」には説得力がある。宇部の衛星都市である阿知須も合併の相手として県央を選んだ。

山口県は「県央地域の合併により、県勢の発展をけん引する中核都市を形成する」という立場であり、県下最大都市の下関をけん引役とは認めない。新「山口市」は宇部を抜いて山口県下第2位の都市に昇格することから、山口県の県都溺愛は今後ますます強くなりそうだ。

追記 2005年01月24日 12:25

徳地町は23日、「防府市との法定合併協議会設置の是非を問う住民投票」を行った。結果は反対3489票、賛成1524票。投票率は71.45%だった。これにより、新「山口市」発足を阻む要因は完全に取り除かれた。 -すいか

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